七五三の撮影をご予約いただく際、
「何時頃に撮影するのがおすすめですか?」
というご相談をよくいただきます。
ご祈祷、着付け、美容院、撮影、お食事会。
七五三当日は意外と予定がたくさんあるので、何時から撮影するのがいいのか迷いますよね。
私が七五三の撮影でおすすめしている時間の一つが、朝9時からの撮影です。
七五三シーズンの神社は10時頃から参拝される方が増えてくることが多く、9時台は比較的境内が空いています。
朝の光もきれいなので、撮影するカメラマンとしてもおすすめしたい時間帯です。
ただし、すべてのご家族に「絶対に9時がおすすめ」というわけではありません。
神社によってご祈祷のルールも違いますし、美容院や着付けの時間、お子様の普段の生活リズムもあります。
今回は、これまで多くの七五三を撮影してきた経験から、時間帯による違いや、撮影時間を決めるときに考えてほしいことをご紹介します。
土日祝なら9時からの撮影がおすすめ
特に七五三シーズンの土日祝日におすすめしたいのが、9時〜10時頃の撮影です。
神社にもよりますが、私が撮影している感覚では、10時頃から参拝されるご家族が増えてくることが多いです。
9時頃であればまだ境内に人が少なく、鳥居や社殿前などの人気の撮影場所でも比較的ゆっくり撮影できます。
人が少なければ、写真への写り込みを気にする場面も少なくなります。
そしてもう一つ、朝の撮影では光が優しくきれいですです。
朝早くのきれいな光の中撮影できて写真もより美しく仕上がります。
お子様もまだ一日の疲れがなく、元気な状態で撮影を始められることが多いです。
七五三シーズンの休日に、
「できるだけ人が少ない環境で、ゆっくり写真を残したい」
というご家族には、まず9時台をご提案したいです。

ただし、9時から撮影できない神社もあります
ここは七五三のスケジュールを決めるうえで、とても大切です。
神社によっては、撮影より先にご祈祷を受けるルールとなっていることがあります。
こうした神社では、9時から撮影したくてもできないことがあります。
七五三の最初のご祈祷が9時頃からという神社も多いため、その場合は朝一番のご祈祷を受けて、ご祈祷が終わってから撮影を始めるという流れになります。
反対に、ご祈祷と撮影のどちらを先にしてもいい神社であれば、
9:00〜10:00 境内で撮影
10:30頃〜 ご祈祷
というスケジュールは、私もおすすめしています。
お子様が元気なうちに撮影できて、混雑が本格的に始まる前に写真をある程度残せるからです。
神社によって撮影ルールはかなり違いますので、撮影時間だけを先に決めるのではなく、ご祈祷のルールを確認してから一日のスケジュールを考えるのがおすすめです。
撮影とご祈祷の順番については、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。

朝9時撮影なら前日までの準備が大切
9時からの撮影にはメリットが多い一方で、大変なのが朝の準備です。
特にお母様のヘアセットや着付け、お子様の着付けなどがあると、かなり早い時間から準備を始めることになります。
美容院や着付けをお願いする場合は、まず希望する時間から対応してもらえるか確認しておきましょう。
そして、朝の撮影で私がおすすめしたいのが、できる準備は前日までに終わらせておくことです。
七五三当日の朝は、思っていた以上にバタバタすることがあります。
「あれがない」
「着物の小物が一つ見つからない」
「思っていたより着付けに時間がかかった」
「子どもがぐずって着物を着たがらない」
こうした想定外のことが起きると、朝の10分、15分はあっという間です。
着物や必要な小物は前日に一度確認して、当日の持ち物もできるだけ準備しておきましょう。
セルフで着付けをする場合には、当日初めて着せるのではなく、事前に一度試着しておくことをおすすめします。
実際に着せてみると、
「この紐はどこで使うんだろう?」
「思っていたより時間がかかる」
ということもあります。
大人の準備もできるだけ早めに済ませておくと、お子様の準備に余裕を持って対応できます。
9時撮影を成功させるポイントは、早起きそのものよりも、当日の朝にやることをできるだけ減らしておくことだと思います。
11月下旬の朝は寒さにも注意
9時台の撮影でもう一つ気をつけたいのが気温です。
10月頃であれば朝も過ごしやすい日がありますが、11月下旬になると朝一番はかなり冷え込む日も出てきます。
特に着物は、普段着のように簡単に上着を重ねられないことがあります。
撮影していない時間に羽織れるものを用意したり、寒い日は無理をせず途中で休憩したり、お子様の様子を見ながら進めることが大切です。
「空いているから9時」と時間だけで決めるのではなく、季節やその日の天候も考えておきましょう。

10時頃からは混み始める神社が多い
10時頃になると、七五三のご家族が少しずつ増えてきます。
特に11月の土日祝日や大安などは、10時〜お昼頃にかけてかなり混雑する神社もあります。
人が多くなれば、鳥居や社殿前などでほかの方が写り込んだり、撮影したい場所が空くまで待ったりすることもあります。
ただ、10時からの撮影が悪いわけではありません。
美容院や着付けの時間を考えると、9時より10時の方が無理なく準備できるご家族も多いと思います。
また、平日であれば10時頃からでもそれほど混雑しないことが多いので、私はあまり時間を気にしなくてもいいと思っています。
休日しか難しい場合でも、有名な神社だけに絞らず、比較的混雑しにくい神社を選ぶという方法もあります。
「何時にするか」だけではなく、「何曜日に、どの神社で撮影するか」までセットで考えると、選択肢はかなり広がります。
実は14時以降もおすすめです
朝一番とは反対に、14時以降もおすすめできる時間帯です。
午前中からお昼にかけて多かった参拝者が少しずつ帰り始め、神社によっては14時頃から混雑が落ち着いてきます。
「朝早くから着付けをするのは難しい」
「午前中の混雑を避けたい」
というご家族なら、午後から撮影するのも一つの方法です。
ただし、午後撮影の場合にはご祈祷時間を必ず確認してください。
神社によってはご祈祷の受付が早めに終了することがあります。
先にご祈祷を受けてから14時頃に撮影するのか、撮影後でもご祈祷を受けられるのか。
ここまで確認してから撮影時間を決めると安心です。
また、秋は日が短くなっていく季節でもあります。
遅い時間まで撮影できるとは限らないので、午後を希望する場合は撮影終了時間にも余裕を持っておきましょう。
「空いている時間」だけで決めなくても大丈夫
カメラマンとしては、できるだけ混雑を避けて撮影することをおすすめしています。
人が少ない方が撮影場所の選択肢も増えますし、ご家族にもゆっくり過ごしていただけます。
その意味では、休日の9時台はとてもおすすめです。
でも、混雑を避けることが七五三で一番大切なわけではありません。
例えば、普段お昼寝をするお子様なら、その時間に撮影を重ねない方がいいこともあります。
朝が苦手なお子様に無理をさせて、早朝から慌ただしく準備するより、少し遅い時間から笑顔で出発した方がいいこともあります。
撮影後にご家族でお食事会を予定しているのであれば、その時間も考えなくてはいけません。
七五三は写真撮影だけをする一日ではありません。
ご祈祷をして、ご家族で写真を撮って、祖父母の方と食事をしたり。
その一日をご家族みんなが気持ちよく過ごせることも、とても大切です。

カメラマンとしておすすめする時間の決め方
「結局、何時にすればいいの?」
と迷ったら、私は次のように考えるのがおすすめです。
土日祝日で、ご祈祷を撮影後にできる場合
→ 9時〜10時に撮影して、10時30分頃からご祈祷
土日祝日で、ご祈祷を先に受ける必要がある場合
→ できるだけ早い時間にご祈祷を受けて、終了後から撮影
平日の場合
→ 休日ほど混雑を気にせず、ご家族やお子様にとって無理のない時間を優先
朝の準備が難しい場合
→ ご祈祷時間を確認したうえで、混雑が落ち着き始める14時頃からの撮影も検討
これを基本にして、美容院や着付け、お食事会、お子様のお昼寝などを組み合わせていくと決めやすくなります。
最後に
七五三の撮影時間で迷ったら、まずおすすめしたいのは朝9時頃です。
朝の光がきれいで、10時以降と比べて神社も空いていることが多く、七五三撮影にはとても良い時間帯です。
ただし、9時にこだわりすぎる必要はありません。
ご祈祷を先に受ける必要がある神社もあれば、朝早くからの美容院や着付けが難しいこともあります。
お子様によっても、機嫌よく過ごせる時間は違います。
混雑を避けること。
ご祈祷の時間。
着付けや美容院。
お食事会。
そして、お子様の普段の生活リズム。
これらを一緒に考えて、ご家族にとって無理のない時間を選ぶことが一番大切だと思います。
PHOTONOWAでは、撮影する神社やご祈祷の予定などを伺いながら、撮影時間についてもご相談いただけます。
「何時に撮影すればいいか分からない」という場合も、お気軽にご相談ください。

